Quadrifolium's blog

元海外赴任サラリーマンの独り言です。

チャレンジ精神の欠如

ストレスフルなことは多い。

婚活でこの日曜に1人,会ってきたけど,先方の反応としてはお見送りということで交際不成立になった。何が原因かもわからない,理由が開示されないので自分の今後に生かす方法がない。。

仕事は今年度一緒にやる仲間に問題あり。

大企業でよくいるタイプだが,上から具体的で正確な指示をもらわないと不安で何も自分からは始められないタイプ。

「勝手な判断で行動して責められたらどうしよう!?怖い!責任とらされたらどうしよう!?怖い!安心できない!これじゃ不安で働けない!」ばっかり。

日本的大企業というのは,箸の上げ下げまで指示するような細かい上司たちと,そういう指示に慣れ切った部下たちがそれぞれたくさんいて,独特な世界を形作っている。

もちろん上からの指示があるならそれに沿ってやるしかないが,時には上司や発注者側もベストな段取りがよくわかってなくて何からどう処理すればいいかの判断をこちらに投げてくることがある。

で,指示待ちタイプの人間が受け手だと「そんな指示では動けません!私は勝手な判断はできません!全部指示してくださーーい!」ということになり,結果,何も始まらないという地獄が誕生する。

ばかばかしい。

アメリカでいたときは仕事の「成果」を求められた。逆に言えば,成果さえ出ればいい。

だから,成果を出すための道のりを自分で設定して,それに対する成果が出るかどうかは自分の責任,という世界だったのだが。

日本では成果を求めるだけじゃなく,「成果を出す方法」「成果を出すまでの道のり」まで,すべてを指示しようとする人たちがとても多いのに驚く。で,その指示を出したやつが専門家ならいいが,そうでもないただの馬鹿だとみんなが迷惑することになる(プロジェクトは遅延し,みんな〆切前に地獄をみる)。一方で,指示がないと逆に指示待ち人間たちが「どうすればいいのか教えろ!」と主張して困ったことになる。

お役所も指示待ちカルチャーだとは思うが,役所はルールに従って定型業務をこなすんだから大体はそれでいいだろう。でも企業はビジネスがうまくいかなければつぶれてしまうのだから,新しいことを絶えず試していかないといけない。そういうときに指示待ち人間ばかりだと「誰が言い出しっぺになるかをお互いが待つ地獄」になる。指示するのが大好きなマイクロマネージメント上司がいる場合は,工場のように全員が作業のように言われたことだけをこなすようになり,新しい発想が生まれず,創造性の欠如によって海外の競合他社に見事に負ける。

 

うんざりだ。

 

日本は大量生産の製造業のようにルールが決まったことをみんなでやるのはすごく得意だが,お互いに対する信頼というものがないので個人を尊重せず,マニュアル人間ばかりになり,創造性が育たない。ChatGPTのように,海外にわかりやすいお手本があるときだけ,迅速に「追いつかねば!」と行動しだすのが日本人の特性だ。「海外の成功事例をまねるため」という理屈をつけると,予算も通りやすい。あほか。

 

ばかばかしいので辞めたいけど生活のためには辞められない・・・・つらい・・

 

人間はみな,生まれながらにして懲役45年だ。生きるには働くしかない。

働くことを楽しんでいる人間なんているのだろうか。私の周りには誰もいない。