Quadrifolium's blog

海外赴任サラリーマンの独り言です。

気になったニュース色々

米大富豪「ほとんど納税せず」=米ウェブメディア - BBCニュース

によると,AmazonのCEOやテスラのCEOといったアメリカの大富豪たちはほぼ完全に納税の義務を回避している。嫌な話だ。

アメリカの治安の悪さと低所得層の鬱憤を考え合わせるとやはりアメリカという国は好きにはなれない。

客からの嫌がらせや暴力、そして低賃金… 小売業界で働く人たちの異業種への転職が増えている | Business Insider Japan

にはアメリカの小売業で働く低賃金の労働者たちがいかに苦しんでいるかが書いてある。たとえば:

スターバックスの仕事を辞める最終的なきっかけとなったのは、どんどん値上がりするスターバックスのドリンクの価格と自分の賃金との差に気付いたことだった。

「どうにかしなくちゃと思ったのは、9ドル(約980円)というわたしたちの最初の時給が顧客1人が注文する平均金額より少なかったことです」と女性はInsiderに語った。 

スタバの店員なんていうと学生の目にはキラキラして映るかもしれんが実態は搾取されてるだけだ。

結局,大企業で働くことと幸せはもちろんイコールじゃない。大企業にはどこかしら非人間的な要素がシステムとして組み込まれている。労働者はベルトコンベアの上をただ流されていくだけだ。

ユニクロ 特許訴訟で敗訴 無人レジでタグ情報読み取る技術で | NHKニュース

では,ユニクロに技術を売り込みに行ったベンチャーが,その技術を黙ってパクられてしまった顛末が暴かれている。ひどい話だ。大企業が小さな企業に対して,いかに横暴な振る舞いをしているかが明らかになった珍しい例だが,実際には知られてないだけでこういう事例はもっと多いと思われる。ユニクロはTVでCMを流しまくっており,TV各局にとってはお得意様なので,こういうニュースは民放ではまず取り上げられないだろう。

せめて盲目的に大企業のイメージ戦略に洗脳されることがないように気をつけたいものだ。

もよもよ

前回の記事(「大企業病」)はやたらアクセス数が多かった。みんな会社のストレスで消耗しとるんだろうか・・・・・・。

 

男性サラリーマンのブログは少ないなあ・・・。あっても1つの趣味に特化したやつが多い。普通の日常生活についてのブログは女性がほとんどな気がする。

 

近所を歩いているとSign Spinnerというアルバイト(道端で看板を持って立っている仕事)の広告が電柱に貼ってあったが,時給2000円くらいらしい。やっぱり物価も生活コストも日本の2倍くらいという感じ。

 

近所のスーパーで(高いけど)寿司を買ってきて食べた。幸福を感じた。

 

大企業病

多人数が参加する大きめのプロジェクトが4月から始まった。複数のチームに分かれていて,それぞれの分担がざっくりと決められているのだが,チーム間で何をどこまでどのように分担するか,範囲が正確に決まっていないので,10人以上が参加するミーティングを毎週何度も繰り返して相談している。6月中に結論が出なさそう。ということは4,5,6月と3か月も内部調整だけに費やすことになる。あほかいな。日本企業の生産性が先進国で最低というのがよくわかる。。。

 

大企業は学歴が高くて”優秀”な人が多いと思われているが,実態はというと,とにかくマネージャーばかりが多くてリーダーが全然いない。大事なことなのでもう一度言うが,マネージャー(進捗管理と関係者間の調整をする人)ばかりが多くて,リーダー(方向性に関して自分の意見を持ち,決定を下して引っ張っていく人)が全然いない。絶望的や。

 

マネージャーとして出世して部長や本部長になった人というのは,自分の確固たる意見というのが全然ないので,やたら頻繁に社内調整の会議を開きたがる。とにかく会議が大好きである。そして「君たちこれからどう進めていくの?どうやればうまくいくわけ?ちゃんと考えてよ」と部下をつつくだけで自分は何も決断を下さない。で,部下が何か提案をすると「本当にそれでうまくいくの?みんな納得してるの?根回し済んでるの?ふーん,まあ君らがそこまで言うなら私もゴーサインを出すけど,頑張ってもらわないと困るからね?」みたいに責任をなすりつけてくる。「議論に十分時間をかけたから,もしこれでうまくいかなかったら全員の責任だからね?俺だけの責任じゃないからね?」という方向に持っていく手腕だけは卓越している。こういう,決断に対する自分の責任をぼかして関係者全員の連帯責任という形にもっていくのは,極めて日本的なカルチャーだなと思う。仮に失敗しても誰も責任をとらないし,失敗から学習しない。

 

で,ルールを守らせるのが大好きなんだよね。大企業は社内に膨大な数の面倒くさいルールがあって,とにかく違反しないようお互いに目を光らせる相互監視社会になっている。目覚ましい成果を出すことより,根回しがうまくてルールを破らない人の方が歓迎されてる印象。なんか大企業ってお役所勤めの公務員と変わらないのでは?としみじみ思う。新しいルールを作るのが好きだけど有事のような不測の事態には誰も対応できない,みたいな。

 

つまらん。

やる気でない

やる気が出ない。

こういう時は,日本なら,ちょっといい店に行っておいしいものを1200円くらいで食べて気分転換ができるのだが,シリコンバレーではマクドナルドで普通のセットがそのくらいするし,ちょっといい感じのランチを食べにいくとすぐ2000円を超えてしまう。

スーパーマーケットの隅にあるフードコーナーでラーメン食べようかと思ったら1500円くらいするし。

やはり高いサンフランシスコの生活費 (j-seeds.jp)

を見るといかにやばいかがよくわかる。

つらい。

人工知能なんて知らんわ!

AI Failure Example: Widespread Across The Enterprise | Enterprise  Digitalization

会社から「今年これやってね。」と言われているテーマに深く関連するキーワードを入れてグーグル検索すると論文が大量にヒットする。それぞれが100~200回も引用されていて,ざっと見た感じ,すぐ思いつくような手法は大体全部すでに試行されていて,長所や短所も整理されているように見える。やる気がなくなってきた・・・。例えていうと,さあ登山して頂上を目指そうと思ったら山道が足跡だらけでその周りにはいっぱいゴミも落ちてて,すでに大勢が登った後でしたってことを嫌でも見せつけられるという感じ。

AIって,ブームとか言われるけど,もう技術が飽和してると思うんだよね。ちょっとしたことをAIでやろうと思って調べると20も30も異なる技術があって,どれも性能的にはドングリの背比べみたいな。既存技術がすでに充実しているので,そことの差をつけるのがどんどん難しくなってきてる。結果として,新しい論文はすごく複雑で手の込んだAIを実装して何とかして既存手法を上回ろうとするものが多くなっているが,そういう難解なモデルは実装して使いこなすのも大変だから,現場のデータサイエンティストたちは敬遠して使わない。だから先端AI研究がビジネスに及ぼすインパクトは正直言って限定的だ。というか,既にある枯れた技術でたいがいのビジネス課題に対応できるところまできている。だからAIビジネスのうま味はどんどん無くなっていっている。これは要約すると2つの理由があると思う。

  • まず,最先端AIを使う以前の初歩的なレベルでつまづいている会社が世の中にはあまりにも多い。たとえば,社内に統一したデータベースが整備されてなくて,みんなてんでばらばらのエクセルシートにてんでばらばらのフォーマットで大事なデータを保存していたりする。そういうのを整理するだけですんごい労力がかかるので,とても先端的なAIを試すところまで到達しない。
  • そもそもAIというのは,0を1にする技術ではなく,100を103くらいにする技術だというのが本質だと私は思っている。100を200にすることは通常不可能。せいぜいうまくいったとして110くらいだと思う。だから,分母が大きい企業が有利になる。たとえばある会社Xが年間売上1000億円として,そこにAIを導入することによる効果が1%あったとすると,10億円になる。これならAI入れる価値はあったよね,となる。しかし,年商1億円の企業だったら,その1%として,100万円の効果しかない。それだとAIに投資して新しい社内システムを作るコストの方が高くつくんじゃね?だったらAIいらなくね?となる。つまりAIの効果を実感してもらうためには,でかい企業に営業をかけるのがよい,という結論になる。しかし日本には,そんな大企業は限られた数しかないので,営業をかける先がすぐ枯渇してしまうのだ。で,やむを得ず,一部の大企業に繰り返し営業をかけてAI導入を進めていくと,未着手の課題がどんどんなくなっていき,徐々に難しい課題だけが残っていく。そういう厄介な課題というのは,各業界ならではのマニアックな専門知識がないと理解できないような特殊な設定のものが多い。そういう問題に対処するための技術はAI業界ではまだ開発されていないので,すぐに結果を出すことができない(生活習慣病の薬はたくさんあるけど10万人に1人の難病の薬なんて製薬企業は開発したがらないでしょ。マーケットが小さいから。それと同じで,マニアックすぎる問題はAI研究者から見ても不人気なのだ)。で,成果が出ないと会社の上層部の心象が悪くなり,予算が削減され,余計に成果が出なくなる・・・という悪循環になる。

AIやデータサイエンスを志向する理系の就活生が近年とても多いが,上記の課題をよくよく考えた上で進路を選択して欲しいと思う。

気になるニュース2つ

日立製英高速列車の亀裂は800車両 応力腐食割れが原因か 日本の製造業に打撃|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト (newsweekjapan.jp)

日立がイギリスに納めた鉄道車両の亀裂問題は拡大するばかりで,収束のめどが立たない。だめだこりゃ。日立が鉄道ビジネスから撤退なんてことにでもなったら本当に日立は製造業から撤退になってしまう。この鉄道には神戸製鋼所の製造したアルミ部品が多数使われていることが明らかになっており,神戸製鋼所といえばアルミ・銅製品の検査不正・強度偽装を長年行っていたことで有名である。まだ真相は不明だが,もし神戸製鋼が原因だとしたらものすごい額の損額賠償になるのでは?

日立金属も長年品質検査データを改ざんしていたし・・,どうしてこういう大企業による不正事案がなくならないのだろう?そういう不正をしなければ国際市場で戦えないようなレベルの製品しか作れないのであれば,事業をたたむのが世のため人のためというものだ。

HUGE!<疑惑が公になる時22>ファウチ詰みか?ファウチのメールが流出/武漢実験室の出資者ダスザック氏がファウチに「実験室のリーク説を否定したことに感謝の意を表明したメール」が流出 | Total News World (totalnewsjp.com)

アメリカのTVでニュースを見ていると米国感染症研究所所長のファウチに関する上記ニュースを何度も放送している。要するに「新型コロナウイルスの起源は武漢のウイルス研究所だという説をファウチが去年公に否定したことに対して,武漢の関係者からファウチに対して感謝のメールが送られていたことが発覚した」というもの。ファウチはこの武漢研究所関係者とは懇意らしく,お互いにファーストネームで呼び合う仲らしい。ウイルスの起源の調査というのは年単位の長い時間がかかるものなのに,コロナが流行しだしてすぐファウチが研究所起源説を否定したのは,実際のところ裏で繋がっていたからだということだな。

もし本当に中国の研究所が生物兵器として開発中だったウイルスを流出させたということが確定すれば,中国は世界中から非難を浴びるだろうな~(でも絶対に謝罪しないんだろうけど)。新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(31日午後7時時点) 死者354.3万人に 写真2枚 国際ニュース:AFPBB Newsによると新型コロナによる世界全体の死者数は300万人を超えている。300万人を殺すというのは歴史上稀にみる途方もない犯罪だ。

AIサッカー

Google傘下のDeepMindが「サッカーするAI」を開発したらしい。

From Motor Control to Team Play in Simulated Humanoid Football - YouTube

複雑なチームプレイを学習させることに成功したという宣伝だが,上のビデオを見る限り,あまり「チームプレーっぽさ」は感じられない。ゴールに向かってボールを蹴っているのは確かだが。。サッカーが上手い人が見るとまた違う感想になるのかもしれない。

 

しかしあれだね,DeepMindの研究というのは,「面白いんだけどどうやってビジネスに繋げるのか不明」なものが多いね。基礎研究として深い意味はあるんだろうけど営利企業としてはどうなのか・・・。うーん・・。