Quadrifolium's blog

元海外赴任サラリーマンの独り言です。

新しい環境で

通勤経路で桜が満開だったので撮影した。(夕方の遅い時間だったのでちょっと暗い。)

前回の更新からかなり間が空いてしまった。前回は同じ日に2つの記事を投稿したが,来訪者は2つ目しか見てないのではないかという気がしないでもない。

それはさておき,転職して新しい仕事が忙しすぎて全くブログを書く気力も時間もなかった。

3月末ごろには前の職場の人事から電話があり,退職理由について30分ほどヒアリングがあった。辞めていく人の意見を取り入れることで会社の改善につなげるという建前,らしい。私からは,この際なので辞める動機をいろいろと率直に言わせてもらった。具体的には:

  • 人間性に問題のある人たちが管理職にそこそこ混じっているのが問題である。部下を何人も休職させたモンスター管理職が出世して,部長とかもっと上の方のポジションへ出世しているという例が実際に複数ある。ちゃんと人間性を見て出世させるかどうかを決めるべきだ。
  • ジョブローテーションばかりで専門性が全く育たない。どの分野のエキスパートにもなれず,皆,「社内調整・根回しのプロ」への道を歩まされているのは問題。技術の会社を標ぼうしておきながら,技術者を軽視。
  • 国際化とか技術力強化とかいう謎の掛け声のもとに外国人をポンポン採用するのはやめてほしい。現場の日本人の皆は受け入れに疲れている。日本の顧客との交渉や売り込みなど,日本語でしかできないタイプの仕事がほとんどなので,外国人を雇っても,ほとんどやってもらう仕事がない。そして彼らも「この会社で英語でできる仕事ねーじゃん」ということに気づいてサクサク転職していく。本当にムダ。
  • 研究者の仕事の管理を非・研究者にやらせる体制をやめてほしい。会社の財布のひもを握っている,予算権限のあるエライ人たちは最新の技術に全然明るくないくせに,研究者の日々の業務や進捗状況をすごく細か~くチェックして,たくさん口出しをしてくるので,研究者たちのモチベーションが下がってしまう。

などなど,伝えはしたものの,電話口の人事の若いねーちゃんが理解できたかというと,たぶん何もわかってないと感じた。例えば上の最後の点について,「全く仕事の専門性が違う人材に研究者の業務管理なんて任せても無理でしょう」,という話について,「理系の仕事なのに文系の人が口をはさむとかそういう事ですか?」と的外れなことをおっしゃってて,「あぁ・・」となった。そんな粗い解像度でお前は仕事をやってるんかい,と。

本当は,理系の中にもいろいろあって,例えば機械系のエンジニアとIT系のエンジニアは専門性が違い過ぎるし仕事の進め方の慣習も違うので会話が成立しない。もっと言えば,同じIT系であっても,AI系の研究者とメインフレーム系の開発者は専門性があまりにもずれているのでお互いの文化を理解できず,会話が成立しない。・・・などと色々あるのだが,会社の人事は単なる文系の人たちの集まりなので,理系の中の細かい分野の差や文化の差を理解できていない。人事部って本当,何のためにあるのかな?と思う。

大企業の人事評価というのは本当に謎だった。例えばA社とB社とウチの会社の3社で一緒に○○ビジネスや○○開発をやりまーーす,といったプレス・リリース(記者発表)を出した人は評価が上がる。しかし,それは「これから協力します」という宣言であって,具体的な成果はまだ何も出ていないのである。それでも人事査定が高評価になるのが理解できなかった。そういう宣伝文句だけでも会社の株価は上がるからいいのかもしれないが,ほんと「虚業じゃん」と思った。

 

去年は1~3月にアメリカで給料をもらっていたので,アメリカの2023年確定申告をせねばならず,その書類の処理にそこそこ時間をとられた。アメリカに国際書留を送る必要があったり,色々と・・・。また,前職の源泉徴収票を今の勤め先に郵送したり,雇入れ時健康診断を受けてその結果を郵送したり,新しい勤務先に合わせた生命保険を検討して保障内容を熟読・比較したりと,とにかく細かい作業がいろいろ発生した。

 

新しい勤務先では仕事の内容が今までとは全く変わったので,悪戦苦闘している。仕事の実質的な内容自体が大変,というのもあるが,そもそも事務的な部分で苦労がある。例えば同じ部署の○○さんにメールしたいと思ってもメールアドレスがわからない・・・。部署の名簿はどこにあるの?と同僚に聞いても返事が要領を得ないなど,ちょっといい加減だなあ!と感じる部分が正直,結構ある。

今週はずっと5時間睡眠くらいで,疲れ切っており,土曜日は全身が重くて歩くのも辛かった。今日,日曜になって,ようやく少しは回復したようだ。

 

先週は心の動揺を抑えるためにルミナス・ウィッチーズを12話まで見た。ちょっとは気分転換になってくれた。よかった。内容はすごく真面目な感じで,「これってEテレでも放送できるのでは?」というくらい無難というか,平和というか,普通の話だった。

連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ - 第1話 WONDERFUL WORLD - はじめまして -