Quadrifolium's blog

元海外赴任サラリーマンの独り言です。

ワーナーブラザーズ

しばらく前の話になるが,東京のとしまえん(遊園地)跡地にできた「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」に家族と行った。

2023年6月にオープンした施設。入場パスを事前予約して行った。

公式ページはこちら。ホームページ - Warner Bros. Studio Tour Tokyo - The Making of Harry Potter (wbstudiotour.jp)

最寄り駅の豊島園駅から歩いて3分。駅からの道はとてもきれいに整備されていた。駅のそばや施設内にとにかくアジア系の観光客がたくさんいて,世界的なハリポタ人気を実感した。イギリスにある同様の施設と展示の内容は同じようだが,案内スタッフは日本人だし展示の説明はすべて日本語(と英語)で書いてあるのでリラックスして楽しめる。

 

ほうきにまたがって空を飛ぶ自分の映像をCG合成で作ってくれるサービスもある。もちろん動画は後でダウンロードできる。

個人的には私はハリポタシリーズ(映画)はストーリーをあまりよくわかっていなくて,敵だか味方だかよくわからない登場人物があふれるように出てきてだんだん遠ざかるようになった。ボルデモードが本当に悪の権化だったら全世界の魔法使いを集めて討伐したらええのに,なんでハリーとその仲間だけでコツコツ何年も戦ってんねん,とか,正義と悪の戦いがメインストーリーだったら学園でほうきに乗って競争するスポーツとかのんびりダラダラやってる場合ちゃうやろ,もっと戦時中みたいな緊張感でやれよとか,ハリーの敵の連中はねちねちねちねちと嫌がらせみたいな攻撃というか干渉をハリー達にしてくるけど本当にハリーをつぶしたいんだったら何か濡れ衣をきせて学園から追放するとか誰も見てないところで暗殺するとか色々とやりようはあるのに,どうしてごにょごにょと中途半端な呪いやら攻撃やら嫌がらせを断続的に続けるんや,もっと計画的に行動しろよ,とか,私にはよくわからない点が多かった。あと,イギリスの空はあまり晴れることがなく不安定というので有名で,実際ホームズなどイギリスの映画とかドラマは曇っている空ばっかり映っている印象があるが,ハリポタの映画でも陰鬱な,晴れとも雨ともいえないようなくもりの天気のシーンがやたら多かったような気がして,ああイギリス気質の映画だなーと思ったことがある。私はカリフォルニアの空のようにスカッと快晴か,あるいは台風のような豪雨であればわかりやすくて好きだが,どうもイギリス人的な「白黒はっきりさせない」「つかず離れず」「友人でもないけど敵でもない」「チクチクと嫌味は言うけど正面から喧嘩はしない」みたいな性格はどっちつかずで好きではない。こういう言い方はあれだが,イギリス人というのは京都人みたいなもので,回りくどい言い方が好きで慇懃無礼なカルチャーがあって,新しいものを取り入れるよりも自分たちの古くからのやり方を頑固に貫く,といった国民性があり,私には合わない。ユーロから離脱したのもまさにイギリス的である。いまはイギリスは民主主義で人権尊重の先進国,みたいなえらそうな顔をしているが,昔は植民地支配のために非人道的なことをやりまくり,中国ではアヘンをばらまいて中国人を薬物中毒者だらけにしたという前科もある極悪非道な国である。