Quadrifolium's blog

元海外赴任サラリーマンの独り言です。

ぐだぐだ

『エンジニアリング組織論への招待』(広木 大地著,技術評論社

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング | 広木 大地 |本 | 通販 | Amazon
を読んだ。エンジニアが組織論やマネジメントなど学ぶためには役立つ内容がたくさん書いてあり,非常にためになった。ただ,カタカナが多くて何を言っているのかわかりづらい部分も結構あったが・・・。たとえば

『チームが「チームマスタリー」を得るために、チームを構成する全員がセルフマスタリーを獲得している必要は必ずしもありません。個人がチームを、チームが個人をお互いにメンタリングしている状態になり、結果的にチーム総体としては「チームマスタリー」を得ているように振る舞えることが重要です。』

とか。。IT系あるあるだけど,カタカナがほんと好きだねえ。アジャイルの説明の章もそうだけど,結局,アメリカで発達した考え方・フレームワークをひたすら咀嚼し,研究し,深く理解し,実践するのがゴール,みたいな感じだな。ソフトウェア開発というのは数学の定理の証明のように客観的で文化に依存しない無色透明でユニバーサルなものに一見すると見えるが,実はカリフォルニア文化に深く根ざしているという・・・。

 

それはさておき,Amazonプライムで映画『ペンギン・ハイウェイ』を見た。

話題のアニメ映画『ペンギン・ハイウェイ』石田祐康監督インタビュー「反芻して記憶に

ペンギン・ハイウェイ // アニメーションスタジオ スタジオコロリド

こういう映画が2018年に公開されていたのは全然知らなかった。主題歌を宇多田ヒカルが歌っていたり竹中直人が声で出演していたりと何気に贅沢な映画。

内容は,不思議というか奇妙というか,子供の頃をほわわんと思い出すような平和で牧歌的なストーリーの中に宇宙っぽいSF要素をぶちこんで,結局謎解きをせずに最後はほろ苦い感じで曖昧に終わる青春ストーリという感じ。

これはこれでいいんじゃないでしょうか。

仕事しかない生活でとっってもイライラしていたけど,これを見てちょっと気持ちが収まったのは感謝している。