Quadrifolium's blog

元海外赴任サラリーマンの独り言です。

惑惑する

先週の土日に引き続き今週の土日もただ寝ていたら終わった。

一日15時間くらい寝ていたのではないかと思う。

何もする気がしない。読書もしたくないしゲームもしたくないし動画も見たくない。

 

先月投稿した某国際学会の論文が無事にアクセプトされた。よかった。レフリーレポートを見ると最高点をつけてくれている人が何人かいた。

ちゃんと私の仕事を理解してくれる人がどこか遠くに,少なくとも地球上に何人かいるというのは気分がいいものだ。

これは職場の面々とほとんど議論することなく自分一人で発想から実装そして執筆までやったもので,かなりの自信作だったのでこれがリジェクトされたら本当どうしようかと不安でしかたなかった。

基本的に大勢でねちねち議論しながら進めた仕事は醜悪な論文になる。一人で計画から何から進めたものはシンプルできれいな論文になる。なので私はチームで作業するということのメリットを全く感じていない。どうせ相談したところで文献を一番知っているのは私だし。。「チームのおかげで前に進めた」という記憶が全くない。

 

会社員の「仕事がいやだ」「鬱になりました」といった体験談を大量に読んでしまう。みんな苦しんでるのを見て自分はまだましな方だと認識してほっとするのは我ながらどうかと思う。

休職した人は大体「仕事が残業と休出ばかりで疲れ切って病みました」か「人間関係(ブラックな上司)に病みました」の二択だな。

「仕事内容自体が嫌で病みました」という人はほとんど見かけない。

 

今会社で進めているタスクでは,ある課題をどう解決するかというのがテーマだったが,それは既に知られている某手法を使えばきれいに解決できるということが判明してしまったので,研究開発としてはやる価値がなくなってしまった。もっと問題を難しくしないといけないのだが,「どう難しくするとビジネス的に意義があるのか」が決められなくて困惑している。なんというかマッチポンプ。自分で大きなクロスワードパズルを作って自分で解いて「すごいでしょう」とドヤ顔をするのが研究という作業の本質のような気がする。とても空しい。

もっと研究開発とビジネス部門(顧客と仕事をする営業部隊を含む)が密に連携しないといけないんだが,弊社はそれができてない。はぁ。

 

こんなもふもふな世界に逃避したい。

失望 逃げる 風が強い 犬 うさぎ オッズ 貫通 手錠

 

 

みつわ

日系スーパーであるミツワに行ってきた。

サンノゼのミツワは実はまだ行ったことがなかったので今回が初めてだった。

思った以上に日本のものがあふれていて感動した。

紀伊国屋書店も和風ラーメン屋も併設されていたし。

どうせ会社はずっとリモートワークなのだから,会社の近くではなくミツワのそばに住めばよかった。

日本のお菓子(ポッキーとかチップスとかコアラのマーチとか)を中心に,缶詰やみそ汁など大量に買っていたら会計が130ドルになってしまったが後悔なし。

ミツワは素晴らしい。

買い物客は日本人以外にも韓国人など来ていたように見えた。

お母さんが子供に日本語でしゃべりかけて,子供がそれに英語で返事をしていた。うーん,やはりアメリカで子育てすると子供は英語になってしまうんだな。

それにアメリカで育った日系人というのは,骨太というか,ちょっと体つきが日本にいる日本人とは違うような感じがする。女性も含め,がっしりして肉厚な感じがする。食べるものが違うからだろうか。

それにしてもずっとリモートワークなのにどうして私はアメリカに駐在させられているのか。馬鹿馬鹿しい。シリコンバレーは家賃が高い分,社員に家賃補助を出す会社にとって損しかないと思うのだが。

弊社の北米の部隊は「どうせ成果が出ようが出まいが毎年日本からお金を送ってくれるから僕ら(私ら)は安泰~~~」という連中ばかり。優秀な若手を次々と採用すると,彼らは数年は頑張って成果を出してくれるのだが,やがて他社へと流出していってしまう。なので会社にずっと残っているのは研究能力のない中年管理職ばっかり。優秀な若手はみんな出ていき,残りカスばっかり会社に溜まっている。そういう連中の給料が低いのなら特に問題はないのだが,高いからおかしいのである。私が会社のトップなら一度全員首にして組織を一から作り直すだろうなあ。たぶん,もう自力で生まれ変わるのは不可能。

マイクロソフトサムスンは海外の各拠点(中国やロシアなど)で優秀な人材を集めることに成功しているようだが,どうやって生産的なカルチャーを維持しているのだろうか?興味がある。成果が出ない人を順に首にしていっているだけかもしれないが。

深い不快

先日,某国際学会で発表したのだけど。

発表者は口頭発表の前にスライドをどこかにアップロードしておき,当日はそのスライドを会議運営側のスタッフがスクリーンに投影するという手はずだったらしい。私にはそんな連絡は何も来ていなかったので,後で知ったのだが。

で,当日,自分の番になったので発表しようと自分のPCを持って前に行ったら司会者に「スライドをまだアップロードしてないのか?この大バカ者め!(Shame on you!)」と皆の前で大声で罵倒された。スタッフがUSBスティックを持って走ってきたので,その人に私のPDFファイルを渡して投影してもらったが,それで5分くらいロスしてしまった。

どうしても納得がいかないのでメールボックスを後から調べなおしたが,やはりアップロードに関するメールは何も来ていなかった。もともと私の発表はポスターの予定だったのだが,誰か口頭発表のキャンセルが出たらしく,会議の日が迫ってきてから急に私は口頭発表にアップグレードされたのだった。しかし運営側の不備で私に必要な情報を送るのをすっかり忘れていたようだ。会議主催者たちに,「お前らの落ち度のせいでええ迷惑したわ!ええ加減にせい!」という苦情のメールを送っておいた。返事はまだない。

この出来事があってからなんかいろいろなことがバカバカしくなってしまい,やる気が出ない。

疲れた

日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい/日本に帰りたい

欧州

アメリカとヨーロッパで思う事。

  • 日曜に店が閉まってるとヨーロッパ,空いていればアメリカ。
  • 階が0から始まってるとヨーロッパ,1からだとアメリカ。
  • アジア人が全然いないとヨーロッパ,中国人と韓国人がたくさんいるとアメリカ。
  • Uberが使えないのがヨーロッパ,使えるとアメリカ。
  • Yahoo!Japanにアクセスできないのがヨーロッパ,できるとアメリカ。
  • スターバックスが無い or 少ないのがヨーロッパ,多いのがアメリカ。
  • 中東の人(大きなスカーフをかぶった女性など)がよく歩いているのがヨーロッパ,めったにないのがアメリカ。
  • 金髪が多くて平均身長が高めなのがヨーロッパ,意外とそうでもないのがアメリカ。
  • 日本の電源プラグが差せないのがヨーロッパ,そのまま差せるのがアメリカ。

以上。アリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!

ろんぶん

ここ1,2週間ずっと専念していた論文執筆がようやく終わった。疲れた。なんでこんなに書くのがしんどいんだろう,とずっと書きながら思っていて,原因を整理してみた。

  1. PowerPointの手軽さになれすぎている。パワポでは図を貼り付けるのは簡単だし,図にちょこっと文章を添える程度で資料が仕上がる。でもLaTeXで論文を書いているときは,図を貼りこむのは一苦労だし,図の説明を1つ1つきっちりと書くのも結構大変。パワポ文化に毒されてしまっている・・・。
  2. 実験結果の説明が難しい。私はもともと理論系の人間なので,数式をベースにした議論を書くのはとくに苦痛ではないたちなのだが,今回は実験ベースの論文だったのでたくさん実験データを貼り付けて自分の手法の有用性を主張する必要があって,苦労した。すべての実験データが私の手法の優位性を示していれば文章を書くのも楽なのだが,一部のデータであまりパッとしない結果が出ているときはそこをフォローしながら議論を書く必要があるので,とてもしんどいことになってしまう。かといってパッとしないデータを削除するのはいろいろな理由で難しいという悩ましさ。
  3. 過去のトラウマとの闘い。自分が「こんな面白い結果が出た!これはいい論文になるぞ」と思って意気揚々と書いた論文が学会や雑誌にリジェクトされた経験が,論文執筆中にバシバシよみがえってくる。「どうせ今回も,一生懸命書いたってまたリジェクトされるんじゃないか・・」と弱気になってくると,筆も進まなくなる。苦しいところだ。。
  4. 数学的思考をつきつめて考え事をしているときは,どうも日本語脳をフルに使っているらしい。なので一日中そういう論理的に難しいことを考えている日はなかなか英語が出てこないし,しゃべるのも書くのも遅くなる。面白いことに,数式をにらんで考えているときや図形を見ながら考えているときなど,必ずしも日本語自体を使った思考をしていないときでも,脳の日本語の部分をフル活用しているように感じる。そのため「数学的なことを考えながら英語を書く」というのはとても難しい作業になる。バックミラーを見ながら前へ進んでいくような変な感じになってしまう。

うーん。ちょっとメンタルが疲れていてぐったりしていた。外人と英語で話すのが怖くて家から一歩も出られない日というのも,ある。やらないといけないこと(複数)の締切があって疲労感がすごい。睡眠はとっているのだが。仕事をやる前から疲れているというか・・・。

今日は独立記念日で大都市圏では花火大会などやっているようだが私の住んでいる地域では特にそういうイベントがある風でもない。

TVを見ていると,ノルウェーではあるアーティストがビルを作って,そこに毎年,招待された作家が未公開の原稿を保管していき,100年後になったら開封して読む予定なんだそうである。ちょっと何を言っているかわからないと思うが・・・。要するにタイムカプセルである。例えば今年(2022年)招かれて原稿を納品?した作家の場合,それが日の目を見るのは2122年ということになるはず。未来の世代が現代のものを読んで何を感じるのかは我々には知る由もないわけだが。それにしてもそのビルというのが木でできたゴージャスな建物で,ああいうのを見ていると火事で焼失しないかと不安になる。ノルウェーは日本と違って地震とか台風の心配はないのかもしれないけど,百年間に何が起きるかはわからないしなあ。。