Quadrifolium's blog

元海外赴任サラリーマンの独り言です。

しわしわな日々

某所に家族で旅行していた。

いろいろ旨いものを食べて観光ができてよかった。

ただ,ホテルの部屋というのはどうしても狭いのでストレスだった。

とあるしがらみにより,論文を一刻も早く書かねばならず,〆切をもう過ぎていて先方に待ってもらっている状態なのでクオリティを犠牲にしまくって形だけ論文として体裁を整えて書き上げた。一応それなりに数値計算などもしたのでプログラムはいろいろと書いたし,google colabでGPUもガンガン回した。しかし正直,この論文の質はとても低いと自分でも認めざるを得ない。

とにかく,最も懸案の事項がこれで解決したので,やっとホッとしている。実は家族との旅行中にもすきま時間を見つけては原稿を書いたりソースコードを書いたりしていたのでしんどかった。これだけ旅行中にソースコードを書いた人間もなかなか珍しいのではないか。

とてもブログを更新する気力はなかった,というか今もないのだけど,近況を述べて頭を整理するという意味では書く意味はあるのかもしれない。ただ,会社でのストレスなど具体的なことはすべて身バレを避けるためにここには書けず,結局本当に言いたいことは何も言えないという矛盾がストレス。

それにしてもアメリカでのおおざっぱなマネジメントスタイルと比べると日本(の伝統的大手企業)は本当にマイクロマネジメントだと思う。というか中間管理職が多すぎる。トップのリーダー層と現場で手を動かす層が充実していればいいと思うのだが,日本の大企業というのは中間の「何の仕事をしているのかよくわからないオジサンたち」(←トップからの言葉を現場に伝え,現場の声を上にあげ,部門間の折衝をやり,など,要するに人生のすべてを伝言ゲームに費やしている人々のことである)という層が妙に分厚く,無駄を生んでいるような気がする。

例えば私が別の部門のかなり上の人に質問したいことがあるとすると,直接聞きに行くことは許されず,途中で課長やら部長やらいろいろな人たちを通していかねばならない。その途中でどうしても元の発言の意図が歪んで伝わるため,本当に伝言ゲームのように意思疎通の齟齬が生じる。あほらしい。

そういう組織の論理のようなストレスを脇に置くとしても,そもそも仕事内容に興味がなくなってきている・・・。

書類をつくって承認をもらいに提出し,いろいろ細かいことを言われて修正させられ,また提出し,承認をもらい,さらにその上の偉い人の承認をもらい,さらにその上の(以下略)・・・という日々。でも会社からは「お前もそろそろいい年なんだから社会を見て大きなビジネスの種をさがしてみろ」みたいな無茶ぶりを言われる。そんなこと言われても,ふだんは様式美のような書類仕事しかやらされてないのに急にそんな自由な発想ができるわけないだろう,と。あほらしい。

とりあえず何冊か最近買った本があるのでそれをじっくりと読みたい。あと20連休くらい欲しい。早く年金暮らしがしたい!