Quadrifolium's blog

海外赴任サラリーマンの独り言です。

帰国そして隔離

日本に一時帰国した。

飛行機の中では書類が配られ,そこに滞在先や電話番号などを記入する。空港ではそれを提出したのち,厚労省指定のアプリをインストールしたりQRコードを見せたりとあれこれ面倒くさいステップがあり,最後にコロナの検査がある。手のひらに収まるくらいのプラスチックのテストチューブを渡されて,そこに唾液をそれなりの量出すように言われる。で,案内された場所まで頑張って空港内を数百メートル歩いていき,そこで番号を呼ばれるまで待機するように言われる。私はここで3時間半くらい待った。で,陰性になった人は小分けにバスに乗せられ,3日間の隔離先のホテルへと運ばれる。私の場合は空港から一時間くらいでホテルに着いた。で,裏口からホテル内に案内されるのだが,そもそもここはどこで何というホテルで,といった説明は何もなかった。ホテルの部屋はかなり狭く,机とベッドのすきまがあまりないので座ると圧迫感があり,とても仕事ができる環境ではなかった。シャンプー,コンディショナー,ボディソープ,バスタオル,ひげそり,歯ブラシは普通に置いてあった。食事は一日3回,ドアの前に置かれる(各部屋に館内放送が英語と日本語で流れる)ので,それをドアを開けて取り,ごみはドアの前に出しておく。朝はサンドイッチやバナナ,昼と夜は弁当で,置かれてすぐに取ればまあまあ温かかった。しかし私はサンドイッチ(日本特有の白いふわふわしたパンにマヨネーズソースでいっぱいのハム等が挟まれたもの)は嫌いなので憂鬱だった。そして1日目か2日目だかに残念な知らせがあり,私の乗ってきた飛行機にオミクロン陽性者がいたため乗客全員が濃厚接触者として14日間の療養施設での隔離が義務と電話で通知された。この時点で大晦日も元旦も家に帰れないことが確定し,がっくりきた。3日目(到着日は0日目扱い)に再びコロナの検査がある。早朝,唾液をチューブに入れて,それをビニール袋に入れてドアの前にマグネットで止めておくと担当者が回収していく。結果の電話が来たのは夕方で,陰性だったので荷物をまとめて降りていき,体温計などを返却。そしてハイヤーが来るのを待ち,それに乗って自分の実家のある地方自治体へと運ばれることになる。ホテルの裏口は迎えの家族やらハイヤーやらでとても混雑していた。

運ばれた先のホテルで11日間を過ごすわけだ(今ココ)。先のホテルよりも若干,スペースがあるが,アメリカ暮らしの基準からするとやはり狭い。そしてコインランドリーが使えないため,風呂で手洗いで洗濯しないといけないのが面倒だ。(入所するときに洗濯洗剤を5回分くらい渡される。)古いホテルであちこちガタが来ている。とりあえずwifiがなかなか高速なのはありがたいところだ。一日に3回,体温と酸素飽和度を測る必要があり,一日に3回看護師から部屋の電話にコールがかかってくるので報告しなければならない。そして2日に1回は唾液によるコロナ検査をしないといけない。さらに,スマホのアプリで一日に数回,現在地の位置情報を送るよう要求されるし,1日1回か2回くらいビデオ通話がかかってくるのでそれにも応答しないといけない。大変めんどうくさい。ビデオ通話は自動音声がほとんどで人からかかってくることは稀,とネットで読んでいたが,私の場合は初回は人で,それ以降は今のところ自動音声だ。

日用品は入所する際に渡された袋の中に小さい固形せっけん,使い捨てパッケージのシャンプー・リンス,ハンドソープなどが入っているが,それだけである。タオルはない。歯ブラシや歯磨き粉もない。私は入所する前に家族にホテルへ差し入れを持ってきてもらっており(ただし直接会うことはできない),その中にバスタオルや歯ブラシが入っていたので何とか助かったが,家族に持ってきてもらえない人はどうするのだろうか。なお滞在中の差し入れは不可とのことである。食事は1日3回,違う階にエレベータで移動し,そこのデスクに置いてある弁当を持って部屋に戻る。そのデスクのあるスペースに,ペットボトルのお茶や水,野菜ジュース,ビニール袋,インスタントコーヒー,トイレットペーパーなどが置いてあるので持って行ってよい。弁当は冷えており,毎日3食とも似たような和食なので飽きてくる。パンが食べたいし,お菓子も食べたいのだが・・・何がうれしくてクリスマスにこんな刑務所みたいな空間に籠ってないといけないのか,残念だ。せっかくアメリカから帰ってきたのに解放感が全然ない。仕事もちょっとは進めようと思うのだが,集中力が上がらず,困っている。

そもそも,なぜアメリカに戻るのか自分でもよくわからない。アメリカに戻ってもオフィスは閉鎖されているのでリモートワークだから,日本でやるのと変わりはない。時差があるかないかの違いだけだ。海外駐在の意味がわからん。