そろそろ寒くなってきたので毛布を出した。
月曜から鼻風邪をひいてしまった。毎年寒くなり始める11月ごろに1回は風邪をひいている気がするが,今年もやってしまったようだ。部屋の暖房を2日くらいつけっぱなしにして寝たり起きたりしていたら鼻をやられてしまい,鼻水が出るし鼻がつまるしヒリヒリするしで,いいことがない。仕事の能率もだだ下がりだし。倦怠感もある。熱はないが・・。うーーん。鼻がつまってると寝付けないんだよな。ただでさえ眠りが浅くて困ってるのに。うーーん。
対策として職場の人に勧められたのでAmazonで大きめの加湿器を買ってみた。これでばんばんミストを出していけば体調もよくなるかな?期待したい。ちなみに日本円換算で8900円くらいだった。健康のための出費だ,仕方ない・・・。
最近はゲームすると肩と首がひどく凝るのであまり長時間はやっていない(やりたくてもできない)のだけど,今までプレイしたゲームの感想をつらつらと書いていく。なおNieR:Automataの感想は前に書いたので省略。なお一部しかプレイしてないゲームもここには含まれる。
- 天穂(てんすい)のサクナヒメ:★★★★☆
田んぼで稲を育ててコメを収穫したぶんだけ強くなるという神様が主人公。非常によかった。難易度もちょうどいい感じだし,それぞれのキャラにも魅力があるし,ストーリーもわりとシンプルでわかりやすいのがとても良い。ヒットしただけのことはあると思った。最終的には格50まで育てた(格はレベルみたいなもの)が,YouTubeを見ると格38くらいでクリアしてる人もいたので私は育てすぎたのかも。そのくらい面白かった。 - GRAVITY DAZE/重力的眩暈:★★★☆☆
いろいろな賞を受賞した有名なゲーム。2012年に出たので新しくはない。重力の方向を操作して空に向かって”落ちる”ことができる。ゲームのコンセプト自体はとても独創的なのは間違いない。ただ,操作がとても複雑で,狙ったところになかなかまっすぐには飛んでいけないので何回も重力の方向を切り替え切り替えしながら飛んでいくのが,非常に面倒くさい。あとストーリーが非常に弱い。モンスターがいっぱい出てきてキックとかで倒すんだけど,なんでそういうモンスターが出てくるのか,とか,主人公の正体は,みたいな世界観の部分がもやもやしすぎている。そしてゲームをクリアしても謎がたくさん残る。すべての謎を解くためには続編をプレイしないといけないらしい。1つの作品として,完結しないってのはどうなの??と思う。全体評価としては,微妙。
ちなみに本ゲームの英語版の名前はGravity Rushである。なんでDazeをやめたんだろうか。 - Cities Skylines:★★☆☆☆
街づくりゲーム。グラフィックがきれいなのは認めるが,本質的にはシムシティであり,新しい要素を何も感じられなかった。とにかく道路を引いて,区画を設定し,発電所から電線を引き,地下に水道管を引き,お金がたまってきたら学校やら病院やら警察署やらを適当な間隔で配置していく。それだけ。ルーチンワークやん。シムシティの場合,街の人口をかなり増やしていくとロケット発射台を設置できて宇宙へロケットを飛ばせるなど,遊び心があったが,本作の方はそのへんのわくわく感がない。。それに細かい操作が面倒くさい。たとえば,公園を緑化したいと思うと,木を1本1本ひたすら植えていかないといけない。これが超めんどくさい。もう街づくり系ゲームは機能が飽和してるんだろうか。 - LITTLE NIGHTMARES-リトルナイトメア-:★☆☆☆☆
ホラーアドベンチャーゲーム。人気があるらしく2も出ている。しかし私には合わなかった・・・。ストーリーがあってないようなもので,ひたすら暗い部屋を進んでいく。ときどき化け物に追いかけられたり,電気柵のついた出入口を通るために電気を切るスイッチを探すといった謎解き要素もあったりするが,とにかくダークな雰囲気を楽しむだけ。そして操作も結構難しい。私はある場所でなかなか正しい動作ができず,7回連続して死亡したところで心が折れてプレイするのを止めてしまった。このゲームの面白さがわからない。 - Horizon Zero Dawn:★★★☆☆
1000万本を売り上げたという伝説的なゲーム。制作はオランダの会社。グラフィックのクオリティは驚異的な高さで,人物の表情もなかなかリアリティがあるし,自然の描写もリアル。ただ私にはいまひとつ。ゲームにしては内容が複雑すぎるというか。。ストーリーは一見すると奥が深く,謎が多いように見えるが,実態は「AIが暴走して人類滅亡」という,非常にありふれたプロットで,オリジナリティを感じない。もうこのプロットは禁止した方がいいんじゃないかな。ターミネータを例に挙げるまでもなく,AIに人類が裏切られるという映画やゲームやアニメやドラマはあふれていて辟易する。また,このゲームの戦闘がいまひとつ。とにかく敵が強いのでスキルを身につけないといけないが,そのためにはレベルを上げねばならず,そのためには経験値を貯めないといけない。しかし,例えばレベル15前後でレベルを1つ上げるのに18000くらい経験値がいる一方で,敵を苦労して一体倒しても300くらいしか経験値が入らない。60体も敵を倒すというのは苦痛でしかない。敵が強いし群れで襲ってくるので囲まれたら死んでしまう。なので茂みなどに隠れて敵をおびき寄せ,隙をついて不意打ちでしとめるか,遠くから弓でちまちまと何度も矢を当てないといけない。もしくは罠をしかけて敵の動きを止めてもいいのだが,いずれにせよ,要するに手間がかかる。攻撃しては逃げ,また戻ってきて攻撃してまた逃げ,を繰り返すと強敵にも勝てるのだが,何が楽しいのかわからなかった。もっと正面から殴り合えば楽しいと思うが,このゲームでそんなことをしたら簡単に死んでしまうので,結局こそこそ隠れながら離れた距離でちまちま攻撃するばかり。うーん。。。
あと,このゲームの主人公が孤独なんだよね。ゲームを通じてほぼずっと一人で行動している。仲間を作って助け合うといった描写がまったくない。ずっと一人。なんかこれに飽きてしまうんだよね。日本のゲームだと徐々に仲間が増えていくものが多いと思うので,違いを感じた。心理的な交流がなく,ただ敵に追われて逃げたり盗賊を遠くから弓で射たりしても,正直寂しいというか,行動に対して意義を感じることができない。
もう一つ言えば,このゲームは全く笑いがない。ユーモアのかけらもない。ずっとシリアスな内容で進んでいく。敵に襲撃されたり逆に敵を殺害したり,ばっかりの繰り返しで,クスっと笑えるような展開がまったくないのはしんどい。殺伐としている。
うーん,このゲームがなぜ大ヒット(特に海外で)してるのか,正直よくわからないというのが私の感想。 - ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜:★★★★★
圧倒的名作。文句のつけようがない。音楽,ストーリー,ゲーム性,グラフィックなどあらゆる面で完成されている。ちなみに続編2も最近出ていて,1・2合わせて100万本突破しているそうだが頷ける話だ。ポイントとして,まずBGMの完成度が異常に高い。ゲーム内容と関係なくずっと聴いていたいような名曲が多いのは本当にすごいと思う。(比較すると例えばHorizon Zero DawnのBGMは全く印象にすら残っていない。)ゲームにとって音楽の影響は本当に大きいと感じた。そして登場人物の数をかなり絞っており,そのぶんキャラクター間のドラマをすごく密に描いている点がとても良い。(比較すると例えばHorizon Zero Dawnではやたらたくさんの人物が登場するが,主人公との関わりが薄く各キャラの個性も弱くて記憶に残らない。)各キャラクターの性格がリアルで,ユーモラスで,互いのやりとりも説得力があり,ナチュラルで違和感がない。感心した。ストーリーもわりとシンプルで,シリアスも入れつつメインはほのぼのした温かみのある展開が多くて安心して見ていられる。名作と言われるドラマや映画や小説はストーリーが異常に複雑でわかりにくいことが多いが,それとは真逆で,誰でも理解できる自然なストーリー展開にしているのがグッド。シンプルで人を惹きつけるものを作るのが本当のプロであり,難解さを売りにしているうちは二流である。とにかくこのゲームは素晴らしい。ちなみに英語版も発売されており,Amazon.comでも好意的なレビューが多い。ただ,キャラのセリフのボイスは全部日本語のままで,英語の字幕を入れているのは正直どうなのか?と思った。金は多少かかるかもしれないが英語でボイスを入れ直しておけば海外でももっとヒットしたのではないかなと思う。惜しい点はそれくらい。とにかくこのゲームは素晴らしい。このゲームの続編をプレイするのが私の夢だ。もちろん今すぐプレイすることもできるのだが,あえて楽しみを先延ばしにして,苦しいアメリカ生活を耐える希望にしている。いつかプレイするその時までは頑張って生きていこう,みたいな感じ。
おわり。