Quadrifolium's blog

元海外赴任サラリーマンの独り言です。

諦念

ビジネス書を読もうとしている。ハーバード・ビジネス・スクールの教授が書いた「ジョブ理論」という本で,Amazonでの評判はものすごく良かったのだけど,読んでみるとちっとも面白くないのでなかなか進まない。

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ビジネスリーダー1万人が選ぶベストビジネス書トップポイント大賞第2位! ハーパーコリンズ・ノンフィクション) | クレイトン M クリステンセン, タディ ホール, カレン ディロン, デイビッド S ダンカン, 依田 光江 |本 | 通販 | Amazon

なんだか宗教のような書きっぷりで,「私のジョブ理論をマスターしさえすれば誰でもイノベーションを起こせる」みたいな表現がよく出てきて,辟易する。理論というほど枠組みが整っているようにも見えず,ばらばらの成功事例の寄せ集めにしか見えない。うーん。。経営学の本って大体そうなんだよな。この会社はこういう問題を抱えていて,こうやったらうまくいきました,この会社はこうやったら失敗しました,みたいな事例をたくさん並べているだけの本が多い。全然一般的原理がない。

 

仕事はというと,この4月から複数やっている今年度の研究テーマに,もう完全に飽きてしまった。タネがわかった手品を何回も何回も見ているような感じで,もういい!という気分になってきた。でも仕事なので止められない。うんざり。別にコンピュータが好きなわけでもないのにどうして自分はコンピュータの仕事をしているのであろうか?自分の人生が自分でもよくわからなくなってきた。