Quadrifolium's blog

元海外赴任サラリーマンの独り言です。

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元気が出ず,なかなかブログを書くことができなかった。

アメリカではトランプが当選し日本では自民党が惨敗しと社会では色々あったが,どうせ何も変わらないだろう。変わるとしたら物価が上がって税金も上がるという未来しか見えない。

穴の開いた風船がいくら空気を吹き込んでも膨らまないように,いくら自分のやる気を出そうとしても,やらねばならない最低限の仕事を期限ぎりぎりでこなすだけで手いっぱいで,全く前に進めない。

最近は週末の2日のうち1日は,ほぼずっとベッドに寝たきりで眠るでもなくぼーっと悩みを忘れるために目を閉じている。気分転換のために出かける気力すらない。読書もおっくうになった。気分転換のためにパソコンで映画を見ようとしたが,真ん中あたりで気力が尽きて最後まで見る前に挫折してしまった。興味が湧かないし集中力が続かない。「ベッドを出て近くのカフェに行こう」と思ってから実際にシャワーを浴びて身なりを整えて家を出るまでに3~4時間はかかる。昼頃には予定を立てるが,実際にカフェに着くときには夕方になっている。

この春に転職してから孤独で,役職上どうしても降ってくる義務こそあるが誰も私に興味がないので本当に砂漠の真ん中に一人でテントを張って生活しているような感じだ。私の仕事が誰の役に立つわけでもないから誰も私に期待してない。まあ前職のように半年ごとに変わる仕事に割り当てられてモラハラ上司のもとでねちっこく詰められるのと比べれば,ずっと良い状況だから,転職には後悔は全くしてないが,元気は出ない。

 

例えていうなら,ある料理人を想像してほしい。その人はレストランで,労働契約義務にしたがって毎日腕を振るってランチやディナーを提供するのだが,客たちはそのオシャレな内装のレストランに来るのが目的なので,料理に手をつけることなく店内の写真や自分たちの写真を撮って,そのまま帰ってしまう。だからその料理人が作った料理はほとんど全て残飯として料理人の目の前で,「生ごみ」として廃棄される。誰もよく味わって食べてくれる人はいない。これが毎日繰り返される。これは空しいが,とはいえ料理の手を抜きすぎると「まずい」と悪評が立つから,そこそこのレベル以上の料理を毎日作るしかない。でも全部,ゴミとして処理される。目の前で。

 

この料理人と今の私の心情はたぶんほぼ正確に同じだと思う。仕事内容の本質がぴったり一致している。過度なノルマを課してくる上司がいないという意味では,とてもいい仕事とも言えるのは間違いない。ただ,心にぐさっとくる毎日なのも事実だ。これは「あまり気にするな」と言われたら終わりの話だが,「気にしない」のには一定の才能が必要なのだ。たとえば部屋を整理せず清潔感のない人と一緒に暮らすのが「本当に耐えがたい」といって離婚する人もいれば,「もう慣れたよ」といって無難に暮らせる人もいるのと同じで,慣れるのにはある種の才能がいるのだ。

 

現在の職場の同僚には本当に無能な人やパワハラモラハラしまくって何人も辞めさせた「いわくつき」の人もいるが,それでもクビにはならず働いている。一方,この人と一緒に研究したいと思えるような尖った人,クリエイティブな人はちょっと見当たらない。

若いときは自分の能力を世に知らしめたいという気持ちもあるし将来のためにエライ人たちにアピールして人脈を確保したいとも考えるから,一生懸命,論文を書いたり学会発表をしたりするのだが,年をとるとモチベーションの持ち方がよくわからなくなってくる。政治家なんか見ていると若い時からずっと上昇志向が強いままで,60歳をすぎてもギラギラ人より上のポジションを得ることを目指し,70代でもまだ引退せず権力欲をみなぎらせる,という人がいる。企業のオーナー経営者なんかもそういうタイプがいる。本当に感心する。いわゆる大食いタレントが満腹中枢がぶっ壊れているのと同じで,そういう人たちは支配欲と権力欲の満腹中枢がぶっ壊れている。これも一種の才能であろう。何かやりたいことがあるから権力が欲しい,のではなくただ権力が欲しいのである。

 

ある学会に最近オンライン参加して久々に他の研究者の発表やらディスカッションやらを聞いたが,特に面白くもなかった。大学の先生たちは応用に繋がらないマニアックなテーマを「基礎研究こそ重要」と傲慢な態度で追求して発表し,一方で,企業からの参加者たちはアメリカで流行っている最新技術をちょこっと表面的にカスタマイズして日本企業に売るという「コバンザメ戦法」の話ばかり。とてもつまらない業界だ。

最新のITやAIの活用を謳うプレゼンを見ても,オンライン広告の出し方をより洗練させることでユーザーのクリック率が上がる,とか,広告デザインに生成AIを使うとか本当にクソみたいな成果発表が目につき,私はどうしても「しょうもない!」と思ってしまう。人類の英知であるコンピュータサイエンスの粋を集めて作ったシステムの用途が広告ですか・・・,はあ,広告ですか。

なかなか気分が安定せず,お腹の調子も急に悪くなったりと不安定で,同様に血圧も高くなったり下がったり,ストレスというか気分の状態と肉体が私の場合はきれいにシンクロしているのがわかる。ストレスでMAXの緊張状態にあるときは血圧が高いしお腹を下す。自分でおおよそわかる。

 

いろいろと思い悩むことがあるが詳しくここに書こうとすると仕事の内容について詳述せねばならず難しい。書けないので余計にストレスがたまる。

ひとことで言えば,今まで自分が培ってきた能力であるとか,自分が得意とする仕事,というのとかなり距離がある内容の仕事を今はやっているので,全然やる気が起きない・・・。例えるならレストランで厨房に立って料理していたコックがホールに異動して客の注文をとり皿を運ぶだけの毎日になったような感じだ。広い意味では以前も今も同じ飲食業の仕事だし,ホールの業務では料理の知識も生かせなくはない,だから全くの異業種ではないのだが,自分の料理人としての技量を発揮する余地はまったくない。それがストレス。そういう感じ。

昨年度までの職場では人間関係のストレスも仕事内容のストレスも大きかった。それと比べると今の方が良くなったことは確かである。しかしやる気がでない。

次々と料理の注文が入ってくる厨房では,自分が作りたい料理とかお勧めしたい料理とか,自分の極めたい料理をつくるといった自由はまったく存在せず,言われた通りにやるしかなかったし,他のコックとの人間関係にも悩まされる。売上が落ちていればそれについての責任も問われる。それと比べるとホールの仕事では料理に忙殺されるようなブラックさはないし,売上の責任を直接問われることもないが,料理しないとどうしても自分の腕が落ちていくし,今度は面倒な客にときどき悩まされることになる。そういう感じだ。つまりストレスの種類が違う。

 

今はTVをつけてもウクライナ戦争とイスラエル紛争とアメリカ大統領選と自民党総裁選と天気の話しかしてないのでゲンナリする。

 

お気に入りのカフェに行って仕事をしようとしても集中できずイライラする。お腹の調子も悪くなり,結局,帰宅してしまう。

私が中高年の女性であれば更年期障害でも疑うところかもしれないが,あいにく私はまだ中高年でもないし女性でもない。(男でも更年期障害はあるらしいけど。)

「学ばない」という病気について

ITスキルが低いご老人らが多いので仕事が大変やりにくい。

40代以下の中堅・若手はメールやチャットをとばしてやりとりする事に慣れているし,メールの方が複数人に情報を共有しやすいので直接会話するよりも良い。それに文章が残るので,後で言った・言わないの論争にならない。

しかし老人たちはキーボード入力が苦手な人たちが一定数おり(私の職場は特に),何でも紙で!紙で!と言う。デジタルの時代にITをやめて紙にするなんて,正気かいな。つきあいきれん。そしてそういうお年寄りが在勤年数が長いので発言力も強く,なかなか難しいことになってしまう。

逆にすごく若い人はスマホで全てをやろうとするのでキーボードを毛嫌いするし,PCにも慣れていない。たとえばEdgeのようなブラウザの画面を,ディスプレイ全体にちょうどフィットする大きさにするか,もっと小さいウインドウにするかの切り替えは,ブラウザの右上にある「×」の隣にある画面アイコンをクリックすればできるけれど,このことさえも知らなかったりする。普段まったくPCに触らない生活,というのが衝撃的。ファイルをネット上にアップロードするとき,ファイルをドラッグ&ドロップするのだよ,つまりマウスで左クリックしたままファイルを移動させて・・・と教えても「どういう操作??」みたいな顔をしていて,言葉で説明してもぜんぜん理解できなかったのでやってみせるしかなかった・・・。アホか。私が中学生のころにはもうPC操作の授業があったのだが。たぶんこいつらも学校で一度は習ったが何も覚えていないんだろう。「習ったけど,忘れました」と言うならまだ可愛げがあるが,「そんなの習ったことありません!」などと平気でうそをつくので鬱陶しい。

どうも「年寄り世代の多く」と「若者の頭悪い層」はPCが苦手で,そこに挟まれた現在働き盛りの30~40代がむしろ例外的にIT力が高いような感じがする。

若者や年寄りでもIT力が高い人はいるのだが。分断が激しい。それにしてもWindows95が登場してからもう29年も経つのに,まだキーボード入力すら苦手なじじい・ばばあが存在するのを見ると,やはり「好奇心の欠如」というのは痛々しいなあと思う。便利なものがあったら使おうという意識もないのだろう。自動車のオートマが主流になっても,妙にこだわってマニュアル車を運転するような人もいるし,やはり人のやり方を参考にせず自分流で押し通そうとする人というのは,付き合いきれない。4人も5人もメールのCCに入っている状態で重要なやりとりをしているのに,その中の老人が「メールは好かん!口で話した方が早い!」と言ってメールでなく立ち話(オフライン)で大事なことを伝えて回るせいで情報共有がめちゃくちゃになってしまい,本当にややこしい。どうしたらええんや・・・。

中年の危機

新年度もあっという間に3か月半も経とうとしている。

新しい職場でさまざまなルールを覚えたり,顔と名前を覚えたりと大変だった。

合計で言うと,新たに知り合った人間の数は60人を超えると思う。

同僚たちは前年までに蓄積をもとに仕事をしている中,私はゼロから始めるということもあって本当に毎週ひやひやしながら,苦しみながらここまでやってきた。

神頼みしかない・・・ということで,何度も近所の神社にお参りにも行った・・・。

 

今の一番の悩みは,自分の研究というものが十分に進められていないことだ。時間がなかなか取れない。苦しい。来年は職場での雑用的タスクが増えるので,来年度はもっと時間がとれないのはほぼ確実だ。

人生というのは人から評価されることから逃れるのはほとんど不可能だ。いい加減,うんざりしてきた。今の私の仕事はまだそのあたりは緩い方だが,それでも例えば研究予算をゲットするためには論文実績が必要なので,手を抜くと数年で復活不可能になる(予算がない→研究進まない→実績ない→予算がとれない→最初に戻るというループにはまる)。うーん。。

 

研究とは別に,読もうと思って買った本もいっぱいあるが,読めてないし。経済学に関する,こじんまりした新書を読み始めてからもう2か月は経つが,いまだに完読できていない。帰宅後に多少のスキマ時間があっても手に取ろうとは思わないのでなかなか進まないのだけど,やはり「自分が内容に興味がない」から手に取らないのだ・・・。経済学というのは,数学の応用としてはまあまあ興味深いが,本の最初から最後まで「カネのやりとり」のことしか出てこない。つまらないにもほどがある・・・!!誰だって買い物が楽しいのは商品やサービスや体験が楽しいからであって,「おカネ」自体のことを考えるのが好きという人は珍しいだろう。経済学を勉強するのは私にはキツい。常識レベルで知っておきたいと思ったが,挫折してしまいそう。

 

東京都知事選は,対人コミュニケーションに難があり,攻撃的で「この人は精神科に行けば診断が下りるのではないか?」と思われるような奇怪な候補者がものすごく健闘していて,愕然とした。しかも20~30代の若い層からの支持が根強いとか。選ぶ側の選挙民がアホすぎないか。日本人のIQは下がってきているのだろうか?何も具体的な政策がなく,既存権力を馬鹿にするだけの人たちになぜ投票してしまうのか。

 

中高年になると人は次の世代に自分の経験や知恵を伝えていくことにやりがいを感じるようになるものらしい。子供がいる人は当然,子育てがそうだし,それ以外の人も仕事では後輩や部下と関わるわけで。今の私も年下の人間たちと関わる立場なわけだが,いろいろ事情があって彼らは私のノウハウや知識を今後の人生で全く必要としていないし,学問的知見を受け取れるほどの知性もないので,私が彼らと関わることに生産性は何もないのである。つまり若い彼らも私も,関わることで得るものが何もない。それでも仕事だから関わるが,全く「やりがい」は感じない・・・。向こうも,同じだろう。やはり好奇心とか知性というのは外から与えることはできないのだ・・・人柄や責任感は生きていくうちに変わることもあるので,今が全てではない,というのがせめてもの慰めか。それに今の職場の構造的な問題もあって,一人一人の若手に深く関わる時間はとれない。というような悩みを職場の先輩に話しても「手を抜けばいいんですよ」と言われる。しかしどこまで手を抜いてもセーフなのかは,誰も教えてくれない。

 

例えるなら,遠い外国で,日本に行く予定が一生全くない外国人に,日本語のレッスンをするような仕事だ。彼らはすぐ忘れてしまうし覚えたところで使う機会が一生ない。

 

本当はもっと日常のことでブログに書きたいことがあるが,細かく書くと職場がばれても困るし,いろいろアレなのでぼかすしかない・・すると私のストレスが溜まる・・・。困った・・・。このブログに何を書けばいいのだろうか・・・。

大変すぎる

ブログをもっと頻繁に更新したいと思っているが,仕事があまりにも大変すぎて全くエネルギーが足りない。

土日は力尽きて爆睡しており,読もうと思って買った本もほとんど読めていない。

4月ごろから体のあちこちが痒く,湿疹(蕁麻疹の軽いもの)が出ており,たぶんストレスが原因ではないかと思われる。後頭部に痒いできもの(ニキビっぽいやつ)がいくつもできていたし,手も足も痒くて大変。皮膚科に行って,アレルギーを抑える飲み薬をもらって飲み始めてから少しはマシになったように感じる。

 

最近数日間だけ実家に帰省していたが,荷物をまとめてちゃちゃっと帰省してちゃちゃっと戻ってきたので忙しくて疲れた。それに帰省中にもやらねばならない仕事が気になるのであまりリラックスできないし。

 

通常の仕事の他に,最近は某国際学会の論文の査読もしたので,余計にしんどかった。論文を5本くらい回されて,査読して,各論文の質について〆切までにコメントしないといけないが,論文の良い点・良くない点・著者への質問事項,など項目がいろいろあって,ささっと書けるようなものではない。もちろん学会活動なので無報酬である。ただ働きである。こういう社会貢献的なものも大事だし,論文を読む機会を強制的に作ることで自分の勉強にもなる(この先の研究にもつながる)かなと思ってやっているが,本当にしんどいので正直後悔している。企業での仕事というものに一度慣れてしまうと,「なぜ報酬がないのにこんなに頑張らねばならないのか」という本質的な疑問を抱いてしまう。それに論文自体も「既存のツールをいくつか組み合わせて新しい問題に使ってみました」程度の研究が多くて,論文を読んでも斬新な点がとくにない,ただ新しい練習問題を解いただけ,ということが多くてちょっと空しい。

 

今のメインの仕事の方は,日々の内容に「繰り返し」の要素が少なく,「毎回臨機応変に異なる状況に対応する」面が強いので気が抜けないのがつらいところだ。毎回新しい客・団体にアテンドする,ツアーコンダクター(バスガイドとか)の仕事と本質的には同じで,なかなか対応が難しい面が多い。

そして,地頭がよくない人間には何をやらせてもだめだということ。努力するとか約束を守るとかいう社会人として大事なことができる,というのも大切だが,それ以前にIQが低い人には何をやらせても・・・。。

 

前の仕事を続けていたら出世してたのだろうかと考えることも正直,たまにある。しかし頭のおかしい人たちの下で使われるのは耐え難い苦痛だったし,研究者としての矜持やプライドを踏みにじられるような経験もしたし,もうあそこで働くのは無理,という結論になる。大体,人事査定なんてものは,つきつめると「好き嫌い」でしかない。これは断言できる。だから出世するかどうかというのは,自分が得意なタイプの仕事をアサインされるか,と,自分と相性がよい上司に出会うか,という2点の完全な運であって,会社員人生というのは自分でコントロールできるものはほとんどない。

前の会社の宣伝広告を最近見ることもあるのだが,自分たちが最近はやりの○○○のプロ集団であるかのような誇張された宣伝ばかりだ(実際は○○○に関して素人に毛が生えた程度なのに,そういう宣伝をしている)。ここで○○○には複数のバズワードが入る。。。企業というのは,本当にどこもかしこもこういう誇大広告ばかりで,誠実な人間には利潤の追求などとてもできたものではない。例えて言うなら,「ある島の住民たちに水を売っているが,あまり利益が出ていない。どうするか」と言われて「島の井戸に毒をまいて使えなくして,住民が水を高値で買うしかないようにする」といったサイコパスな発想がすぐにできる人間こそ企業では出世するように思う。もちろん法律違反にならないようギリギリを攻めるのだが。

 

これから社会はよくなっていくだろうか?大学では法学部や経済学部などで社会をよりよくするための法律や制度設計の研究が行われているが,しかし社会の運営を実行する官僚や政治家はそういう成果を採用することに興味なんかなく,自分の省の利益や自分の支持母体の利権を守ることに必死なので,どんなに卓越した研究成果が出ても,それが政治制度や経済制度に現実に反映されるということはない。政治経済を研究している人の著書を見ても「与党の政治家に現状の制度を変更させるのは無理,だって彼らは現在の制度における勝者だから変更するインセンティブがない」とあきらめモードで書いていた。それはそうだろう。だったら全国の大学の法学部や経済学部は,研究を全てとりやめて教育だけやればいいんでは?だって研究してもムダじゃん。と私は思ってしまう。このへんは,新しい発見が実用化される医学や薬学の分野とはまったく違う。

 

早く社会から引退して年金暮らしに突入したい。

落ち着かない生活

転職後の仕事でドタバタした必死の生活を送り,ゴールデンウイークで少しだけ郷里に帰省し,また必死の生活に戻ってきた。

新しい仕事では自分の部屋がある点が前職との大きな違いで,周囲の目を気にせず作業ができる。しかし逆に言えば他の人と関わる機会が極めて少なく,人間関係が希薄で,同僚とのほとんど全てのやりとりがメールのみなので,新しい環境に根を下ろしたという感じがまったくない。孤独感はある。自分のオフィスにいても,誰がいつ出勤して,いつ帰宅しているのか,何も見えない。偶然廊下で出会う場合を除いて立ち話もないし。うーん。。

まだ仕事でわからない点もあるので,気軽に質問できるとよいのだが,皆さんオフィスにいたりいなかったりするので難しい。メールでアポとるのも時間がかかるし,,というか皆さんメールをあまり見ていないのか返信が遅いし。。うーん。

パソコン,プリンター,ディスプレイなどを自分用に購入したがセッティングがなかなか終わらない。まず,プリンター台を組み立てるのに苦労した。ドライバーでねじを回しまくったせいで右手がすごく疲れた。その上にプリンターを乗せるのも大変だった。プリンターは20kgくらいあるので持ち上げるのが大変,でも手伝いを気軽に頼める相手もいなくて,ふうふう言いながら独りで作業した。納品書の扱いもよくわからず,経理の人にいろいろ教えてもらってやっと少しわかってきたというところ。

実家ではボーっとしていた。少し仕事して後は寝ていた。

今日は朝に歯医者へ行った。歯科衛生士に歯の全体のクリーニングをしてもらったけれど,まだ新人らしくて手際が微妙だった。歯を洗っているとき,口の中に水が溜まってきてるのに上手に吸い出してもらえないのでこちらが片手を上げて止めるしかなかった。春なので新人が多いのはまあ仕方ないし,私も今の職場では似たようなものだから偉そうなことは言えないのだが・・・。

とりあえずオフィスで新しいパソコンとプリンターの設定が完了するまでは落ち着かないなあ。最近まったく研究できてない。というか去年から,アメリカ→日本へ帰国したり,その後は体調を崩して入院したり,その後は国内で引っ越したりと大変なことになっていたので,1年くらいまともなクオリティの研究をしていない状況。非常に悲しい。

新しい環境で

通勤経路で桜が満開だったので撮影した。(夕方の遅い時間だったのでちょっと暗い。)

前回の更新からかなり間が空いてしまった。前回は同じ日に2つの記事を投稿したが,来訪者は2つ目しか見てないのではないかという気がしないでもない。

それはさておき,転職して新しい仕事が忙しすぎて全くブログを書く気力も時間もなかった。

3月末ごろには前の職場の人事から電話があり,退職理由について30分ほどヒアリングがあった。辞めていく人の意見を取り入れることで会社の改善につなげるという建前,らしい。私からは,この際なので辞める動機をいろいろと率直に言わせてもらった。具体的には:

  • 人間性に問題のある人たちが管理職にそこそこ混じっているのが問題である。部下を何人も休職させたモンスター管理職が出世して,部長とかもっと上の方のポジションへ出世しているという例が実際に複数ある。ちゃんと人間性を見て出世させるかどうかを決めるべきだ。
  • ジョブローテーションばかりで専門性が全く育たない。どの分野のエキスパートにもなれず,皆,「社内調整・根回しのプロ」への道を歩まされているのは問題。技術の会社を標ぼうしておきながら,技術者を軽視。
  • 国際化とか技術力強化とかいう謎の掛け声のもとに外国人をポンポン採用するのはやめてほしい。現場の日本人の皆は受け入れに疲れている。日本の顧客との交渉や売り込みなど,日本語でしかできないタイプの仕事がほとんどなので,外国人を雇っても,ほとんどやってもらう仕事がない。そして彼らも「この会社で英語でできる仕事ねーじゃん」ということに気づいてサクサク転職していく。本当にムダ。
  • 研究者の仕事の管理を非・研究者にやらせる体制をやめてほしい。会社の財布のひもを握っている,予算権限のあるエライ人たちは最新の技術に全然明るくないくせに,研究者の日々の業務や進捗状況をすごく細か~くチェックして,たくさん口出しをしてくるので,研究者たちのモチベーションが下がってしまう。

などなど,伝えはしたものの,電話口の人事の若いねーちゃんが理解できたかというと,たぶん何もわかってないと感じた。例えば上の最後の点について,「全く仕事の専門性が違う人材に研究者の業務管理なんて任せても無理でしょう」,という話について,「理系の仕事なのに文系の人が口をはさむとかそういう事ですか?」と的外れなことをおっしゃってて,「あぁ・・」となった。そんな粗い解像度でお前は仕事をやってるんかい,と。

本当は,理系の中にもいろいろあって,例えば機械系のエンジニアとIT系のエンジニアは専門性が違い過ぎるし仕事の進め方の慣習も違うので会話が成立しない。もっと言えば,同じIT系であっても,AI系の研究者とメインフレーム系の開発者は専門性があまりにもずれているのでお互いの文化を理解できず,会話が成立しない。・・・などと色々あるのだが,会社の人事は単なる文系の人たちの集まりなので,理系の中の細かい分野の差や文化の差を理解できていない。人事部って本当,何のためにあるのかな?と思う。

大企業の人事評価というのは本当に謎だった。例えばA社とB社とウチの会社の3社で一緒に○○ビジネスや○○開発をやりまーーす,といったプレス・リリース(記者発表)を出した人は評価が上がる。しかし,それは「これから協力します」という宣言であって,具体的な成果はまだ何も出ていないのである。それでも人事査定が高評価になるのが理解できなかった。そういう宣伝文句だけでも会社の株価は上がるからいいのかもしれないが,ほんと「虚業じゃん」と思った。

 

去年は1~3月にアメリカで給料をもらっていたので,アメリカの2023年確定申告をせねばならず,その書類の処理にそこそこ時間をとられた。アメリカに国際書留を送る必要があったり,色々と・・・。また,前職の源泉徴収票を今の勤め先に郵送したり,雇入れ時健康診断を受けてその結果を郵送したり,新しい勤務先に合わせた生命保険を検討して保障内容を熟読・比較したりと,とにかく細かい作業がいろいろ発生した。

 

新しい勤務先では仕事の内容が今までとは全く変わったので,悪戦苦闘している。仕事の実質的な内容自体が大変,というのもあるが,そもそも事務的な部分で苦労がある。例えば同じ部署の○○さんにメールしたいと思ってもメールアドレスがわからない・・・。部署の名簿はどこにあるの?と同僚に聞いても返事が要領を得ないなど,ちょっといい加減だなあ!と感じる部分が正直,結構ある。

今週はずっと5時間睡眠くらいで,疲れ切っており,土曜日は全身が重くて歩くのも辛かった。今日,日曜になって,ようやく少しは回復したようだ。

 

先週は心の動揺を抑えるためにルミナス・ウィッチーズを12話まで見た。ちょっとは気分転換になってくれた。よかった。内容はすごく真面目な感じで,「これってEテレでも放送できるのでは?」というくらい無難というか,平和というか,普通の話だった。

連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ - 第1話 WONDERFUL WORLD - はじめまして -