Quadrifolium's blog

元海外赴任サラリーマンの独り言です。

不調

仕事の方は絶不調で何も成果が出ないしそもそも興味もなくなってきている。

今のプロジェクトがどうこうではなく,そもそもITとAIについてもう飽きてしまったというか関心が持てなくなってしまったし,研究開発職という仕事自体から距離をとりたいという気持ちがとても強くなってきている。いくら開発しても研究報告書という名前の文書になって会社のデータベースに保管されて終わりで,新製品や新サービスには全然つながっていかない。何のために,誰のためにオフィスで働いているのか全くわからない。砂漠に水をまくような虚無な毎日ってのはこういう感じなんだろうと思う。

AIの爆発的な進歩はもう止まったと感じているし,AIでできることなんてもう全部やられていて,ビジネスでは今後はAIでどうしようもない部分にじっくり向き合うことこそ重要になってくるはず。たとえば自社の製品がなぜ売れないのかと思ったら一生懸命顧客のもとに足を運んで頭を下げて意見を聞いてくることこそ大事なんだ。オフィスでまったりしながらデータサイエンス(笑)のツールを駆使したところで,人の心はわからないんだよ(笑)そしてビジネスというのは人の心が支配する領域だ。AIが貢献できるのはせいぜいリスク管理とコストダウンの工夫だけだ。そしてコストダウンだけやっていてもビジネスというのは必ず行き詰るものだ。

AIとかマジでどうでもいい。最近大学に移ってAI分野担当の教員に転身することも検討したが,定年までひたすら学生たちと一緒にAIの研究をやるのかと思ったら「おぉえぇぇぇえ」ってなった。そんなん嫌すぎる・・・。学生には「AIなんてそのへんの本読んどいたら簡単に自学自習できる。人生はもっと他の有意義なことに使え」と言いたいところだ。そして,教員がテーマに熱意をもってなかったら,学生にもそれはばれてしまうものだ。