Quadrifolium's blog

元海外赴任サラリーマンの独り言です。

十三機兵防衛圏

十三機兵防衛圏』は、なぜ人に勧めたくなるのか?──3つの魅力解説と初心者も安心のプチ攻略トピックス – PlayStation.Blog

ゲーム『十三機兵防衛圏』のネットでの評判がものすごく良いのでやってみた。そしてクリアした。とても疲れた・・・。感想は100点満点で70点くらい。なんというか,闇鍋みたいにありとあらゆるSF要素をぶっこんだゲームだった。宇宙旅行,クローン人間,人工知能,仮想現実,ロボット,時間移動,などなど。主人公が13人もいてそれぞれにシナリオがあるので,全体のシナリオがクソ長いのだが,その割に何が結局言いたかったのかが全然伝わってこない。感動するようなシーンもセリフも特になかったし・・・。どうしてこのゲームの評価がこんなに高いんだ??

そもそも時間移動しすぎである。それぞれの主人公が違う時代に何度もタイムリープするので全体を通して50回くらいはタイムリープしているのでは?なんかもうタイムスリップに飽き飽きしてしまった。全体の中で,ここぞという時だけに1回くらいやるのなら,まあ許せるが,何十回もするとシナリオがスパゲッティのように複雑になるだけで何の感動もなくなるので正直どうかと思う。同じ名前(Aとする)の人間が同時に4人も出てきて,一人は過去から来たAくん,一人は未来から来たAくん,一人は現在のAくん,最後の一人はクローンで作られてからAIに意識をのっとられたAくん,みたいな感じ。ここまで来るとコメディというか,「笑わせにきてるんか?」と思ったが,どうも真面目なゲームらしい。

同じ理由で,「LIFE IS STRANGE」というゲームも嫌いだ。タイムスリップばっかりやるだけのゲーム。なのに世間の評価は高いのが不思議でならない。

思うに,もうゲームも小説もアニメもネタ切れなんだよな。ゲームの本質的なアイデアなんてスーパーファミコンの時代にはもう全部出尽くした感があるし。今のシナリオライターたちは過去の先人たちの遺産を適当にオマージュしているだけ。かつて映画館でジュラシックパークを初めて観たときのような新鮮な感動はもう今後無いのではという感じがする。年をとってくると驚きや感動が減ってきて,困るな。

 

こういう日記を書くと仕事せずゲームだけしているように見えるかもしれないが,仕事は普通にしているのであった。今日はよくわからん論文をたくさん読んで疲れた。フォアグラを作るために無理やりたくさん餌を食べさせられるガチョウの気持ちがわかったような気がする。